原创 涙と花束

エドリディの子供のお話第二段拍手お礼に掲載されているものの続きと言うかシリーズ化というかなんと言うかそんな感じですと言うかちょっと手抜き過ぎかもかいててようわからんようになってしまいました… 「メアリーが泣いてた花束んだ」午後の日差しが気持ちの良いとある日。伯爵家跡取りの少年が父親譲りの金の髪を揺らしながら、二足歩行で歩く猫を引き連れてこそこそと屋敷の庭を横切っていた。「……誰だそりゃ」
有無を言わさずに昼寝をしていた所をたたき起こされたニコは、少々不機嫌そうな声で前の少年に問い返す。このあいだ新しパワーストーンく来たメイドのメアリーのことだよ」ふぅん。で、そいつが泣いてたのと今こんな事しているのは何か関係があるのか？」すると、振り向いてきた少年が母親
譲りの金緑の瞳を輝かせながら待ってましたとばかりに、だって、女の子のなみだを止めるのは、しんしのやくわりCDプレスなんだって父さまが言ってた！だからまた、花束を作りに行くんだ」そんなことを自信満々な表情で言ってくる。あ、あのなぁ、授業抜けてまでする事じゃないだろうが！レイヴンにでも頼めば花束くらい用意してくれるだろ」ちょっとくらいサボったってへいきだって！」
そう、一度はあまりにも頻繁に窓から抜け出してしまう事に両親が困り果てて、二階へと部屋を移されたのだ。しかし今度東京 税理士は二階の窓から脱出しようとして危うく大惨事になりかけ、エドガーとリディアはもう諦めの心境で、でもしっかりとお説教はしてから一階へと部屋を戻し、以来暫くは流石に大人しかったのだが……「それと、前も言ったけどな、あんまお前
の父親の女関係のアドバイスは真に受けるなっての」「でも、母さまも、かぞくは大事にしなさいって言ってたよ。　あの家にいる人はみんな、ぼくの大事なかぞくなんだよ！」予想外に真摯な言葉に、ニコは一瞬驚く。催眠療法「父さまも教えてくれた。うちだけじゃなくて、父さまのりょうちに住んでる人も、ほかの人も、妖精も、ぼくがみんな守るんだ！」そうして天真爛漫に笑う少年を、もうニコは黙
って見つめることしか出来なかった。リゾートバイト「だから、あいぼうのニコも手伝わないといけないんだよ！」「分かったから、転ぶなよ！」そう言うと、駆け出していく少年をニコは慌てて追いかけた。リディアとエドガーは厄介な子守を押し付けてばかりだけど。でも、こんな日常も、悪くは無い。